11日目 夜の散歩とPUN PUN

夜中2:45に足を掻きむしって、おしりも痛いと泣き始めた。病院でもらった塗り薬がステロイドだったので、最低限にしておこうと寝る前に塗らなかったのだ。慌てて薬を塗っておむつを替えるも、泣き止まない息子。
ホステルで寝ているお客さん達に申し訳なく、抱っこ紐に入れて夜の散歩をすることにした。
夜中とはいえ、まだまだ開いてる屋台やお店があって笑い声や威勢のいいタイ語が聞こえてくる。息子はその活気にやられて、すっかり目が覚めたようだった。辛抱強く、ゆらゆらと揺らしながらホステルの前の小さな通りを何十回と往復する。夜が明け始めた頃、やっとその小さな目を閉じてくれたのだった。

9時に起床。
起きるとスタッフの女の子達が、息子にフライドライスあるよと声をかけてくれた。ほんとに?いいの?と言いながらご相伴。目玉焼き乗せのスープ付き。おいしかった。
ホステルで隣のドミに泊まっていたドイツ人たちに、夜中うるさかったでしょう?ごめんね、と言うと「ドイツでは赤ちゃんはもっともっと大声で泣くよ。この子はおとなしいほうだよ。そんなことでごめんって言うなら、ずーっと咳き込んでたこっちこそごめんなさいだね」と言われて、寛大だなぁと思うと同時に、もしかしたらこんなに恐縮しなくていいのかもしれないゾと思う。今まで日本でしか子育てをしたことがなかったから、基準が日本の社会(私自身が感じる誰かの視線)だったけれど、私の感じ方をもっともっとニブく緩めることで、日本でだって大らかに子育てできるかもしれない。

さて、今日でこの宿はチェックアウト。マナさんが別の宿に移るというので、グリーンデイズに舞い戻ってマナさんの部屋の後に入ることにしたのだ。マナさんが使って問題がなかったマットなら、とりあえず大丈夫じゃないかという希望的観測。
ずっとよくしてくれたタイ人スタッフの女の子たちにハグしてお別れ。迎えに来てくれたヨウコさんの車に荷物を乗せて、まずはTESCOへ。
息子の手足を刺したのダニかどうかは分からないけれど、体温が高くて柔らかい赤ちゃんの肌は狙われやすいと記事で読んだので、これからのことも考えてダニ対策はできるだけやっておこうと思ったのだ。というわけで、虫除けコーナーに向かうも、蚊よけやネズミ除けしかなく、ダニ用のものは見当たらず。
あきらめてTESCOの上階にある、ボールプールのコーナーへ。ひと通り遊んでから、ヨウコさんにPUN PUNというオーガニックレストランに連れて行ってもらう。ヨウコさんはケサディージャを、私と息子はパンケーキをシェアすることにした。ライムを搾って蜂蜜をかける全粒粉のパンケーキ。息子に蜂蜜は密の味ということで、ライムのみを搾って食べた。ひまわりの種が入っていて香ばしくっておいしい!ロケーションも含めて大満足。夕飯用にサラダプレートと自家製の無糖ヨーグルトをお持ち帰りした。

なんだかんだで3時頃になったので、グリーンデイズへチェックイン&お昼寝タイム。息子が寝てる間に、お米を炊いてシチューを作った。というわけで、今晩の献立は鶏のシチューとPUN PUNのサラダ。

どうか今夜は、息子の肌が無事でありますように。

ハハコトリップ

1歳8か月の息子を連れて、母子ふたり旅をすることにしました。その記録を綴ります。

0コメント

  • 1000 / 1000